漆黒堂

人生を無彩色で彩りたい。

違いの分からない男による珈琲考察 vol.1

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無類の珈琲好きでも無いクセに、カップを片手にエレガントな一時を味わいたいと凝り始めた、自称「独りカフェ」。

まぁ、珈琲を極めたいなどと大層な野望を持っているわけではないが、先ずは恰好から入るのが私の流儀。

 

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色んな情報を独自の極秘ルートでかき集めた結果、フレンチ・プレス式なる抽出方法が豆の特徴を引き出す最適な手法だと知り、とりあえず最初の一歩はそこから始まったのだが・・・

 

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うげぇ、にげぇ、、、粉っぽい。。。

自身の腹黒さとは裏腹に、珈琲はブラックの経験が皆無だった私の第一声。

豆の、特・・徴・・・? 

違いの分からない男には、少々敷居の高い嗜好なのだろうか・・・。

こりゃぁ、三日で飽きるな。そう確信した瞬間であった。

 

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しかし、月日は流れ・・・

勢いで買い揃えた道具一式・・・普段ならば、とっくのとうにタンスの肥しとなり果てているハズなのに、何故か未だに健在だ。

それどころか、色んな意味でパワーアップされている御様子。

 ゴリゴリ・マシーンも、素人が考えうる中でも最強クラスの粉砕力を誇る代物。

 

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抽出方法も変えた。どうやら、私にはペーパー・ドリップ式が合っているらしい。

これは、珈琲のテイストを重要視した結果ではなく、器具の取り扱いや後片づけも含めた総合的な判断である。

面倒臭がりな私にとって、手間の掛かる作業は御法度だからだ。

淹れた後、ペーパーフィルターをゴミ箱へポイッ!

この簡便さは、大きな魅力の一つだった。

 

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お湯をチョロチョロ入れる作業も、適度に楽しい。

ハンド・ドリップは腕の差がハッキリと出るらしく、その辺りも熱い挑戦心が奮い立たせられる部分でもある。

などと、ガラにもない事を言ってみたりする私。

 

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フレンチ・プレス式と比較して、スッキリとした味わいで飲みやすい。

あと、無理してブラックで楽しむフリをすることもやめた。

勿論、その日の体調や気分によって、無糖の方が美味しいと感じる時もある。

が、あくまで嗜好品、自分の好きなように飲めば良いぢゃないか!

少なくとも、私はそう思う。

 

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ちなみに、コレは私のお気に入りシュガー・トング。

偶然見つけた英国製のアンティーク・シルバー・カトラリーだ。

鳥の足をモチーフにしているらしいが、どう見ても悪魔の手っぽいところがポイント。

おもむろに角砂糖を鷲掴み!そして、漆黒の汁へと投入するのである。

「グハハハ!貴様を暗黒の深淵へと引きずりこんでやるぞっ!!」

と、カップに向かって叫びながら・・・。

 

ようこそ、独りカフェへ!!