漆黒堂

人生を無彩色で彩りたい。

漆黒流煎茶道のすゝめ 序の巻

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決して下戸では無いが、自ら好んで酒を飲まない私。

一方、甘い物には滅法弱く、和菓子も洋菓子もカモン・ベイベーである。

食前食後、朝も夜もお構いなし、特に疲れているときなどは白飯の代わりに甘い物を欲してしまう程の甘えん坊ぶりで、誠に困ったものなのだ。

しかし、これ以上甘々な自堕落人生を続ける訳にもいかず、もうボチボチ口直しの渋~いお茶で身も心も引き締めねば、大好物の「こし餡」に対しても大変失礼だと思った次第。

が、私に煎茶道の心得などある筈もなく、ましてや玉露と煎茶の区別すら曖昧という有様。

まぁ、いいや、とりあえず自己流で始めよう。そうしよう。

 

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多分、茶器には様々な決まりごとがあるのだろう、だが私の目指すのは漆黒流煎茶道であり、あまり形式ばる必要は無いと考える。

色は基本的に黒系が望ましい。というか、黒っぽくなければ漆黒流とは呼べない。

姿形は特にこだわらないが、何となく武骨な感じ?

・・・という訳で、一通り揃えてみた。

 

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この急須、抱いて一緒に寝たいほどのお気に入りである。

とある作家さんの作品で、末永く愛用したい逸品だ。

娘からは、アラジンの魔法のランプとも呼ばれている。

 

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茶筒と茶匙は縞黒檀製。

希少な木材なので、最近はあまり市場に出回らないようだ。

今回、たまたま闇のルートに流れていたものを運良くゲット出来た。

 

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当然、煎茶椀も黒系である。

形式に囚われないと言いながら、型通り五客入手してしまった。

これも作家物だが、一目ぼれして即購入。

 

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漆黒には「いぶし銀」が良く似合う。

よって、茶托は錫製。ただし、ピカピカなのはタイプじゃないので、梨地のモノを。

ちなみに、コレは結構古い薩摩錫器らしい。

 

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合わせると、まぁ、こんな感じになる。

実に私好みであり、見ているだけで満足だ。

茶托が古い割には「いぶし銀」ではないので、若干クールな感じがしないでもない。

 

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いわゆるピッチャーだが、茶碗や急須を温めたお湯を捨てるための容器として活躍。

要するに茶溢しと呼ばれる茶器の代わりである。

本来の煎茶の淹れ方から大きく外れるが、急須からこのピッチャーへ全て注ぎ、それから各茶碗に移すほうが楽だ。また、一人ないし二人で何杯も飲みたいときなど、この手法の方が都合良い。相当邪道なのだろうが。

ちなみに、社会科の苦手な息子からは弥生式土器と間違われたが、分からんでもない。

 

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さて、そんなこんなで買い集めた茶器達、今後更に増えていく予感。

そして、この沼は相当深そうである。かなり危険だ!

だがそれも致し方ない、漆黒流茶道とは、道具を愛でることが主眼なのだから・・・。