漆黒堂

人生を無彩色で彩りたい。

狩猟本能

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我が家の愛犬は、ワイマラナーという犬種である。一応、訓練をすれば狩猟犬として活躍するかもしれない犬の一種だが、今のところ猟犬に育て上げるつもりもなく、とりあえず今まで通り家の中でぬくぬくして下さってて結構だと思っている次第。

そんな私の厚意に思い切り甘んじている彼女であるが、いざ目の前に獲物が現れると・・・

 

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恥ずかしいから止めてくれ!という飼い主の心とは裏腹に、辺りを顧みずに狩猟モードへとチェンジするのだ!!

抜き足、差し足、忍び足。とりあえず、何となく猟犬っぽいか?

だが、普段の行動を知っているだけに、どうしても滑稽に感じてしまう。

 

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相手との間合いが確実に詰まっていくにつれ、周りの見物人から期待と不安の入り混じったクスクスという笑い声が聞こえてくる。当の愛犬は本気と書いてマジの行動なのだろうが、一方ではリードを持つ妻の恥ずかしさも最高潮らしく、うつむき加減でついて歩くその姿に普段の面影はない。

珍しく晒し者になった妻を助けるのは夫として当然の行動であるが、今回ばかりはネタを最優先させて頂こうと思う。ざまぁ、、、もとい大変申し訳ないが。

 

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バサバサバサァッ!!

勿論、最初からこうなることは分かっていたが、愛犬は結構ショックなようだ。何とも情けない表情に、色んな意味で私は大満足である。そして・・・ようやく辱めから解放された妻の方は明後日の方角を向き、何とか他人のフリをしようと頑張っているようだ。しかし、見物人の笑いが頂点に達した今、何をやっても焼け石に水である。せいぜい無駄な努力を重ねて頂きたい。

 

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生涯のほとんどを寝て過ごすグータラな愛犬であるが、流石は狩猟犬種の末裔、やはり血は争えないという事か。正直、何を考えて鳩に向かっていったのかは不明だが、少なからず彼女には狩猟本能の欠片くらいはあるようだ。もはや先程の失敗などはケロッと忘れ、すっかりボール遊びに夢中になるダメ猟犬の様相を呈してはいるが、ひょっとすると鍛えればモノになるのかも?などと勘違いしてしまうのは、親バカならぬ飼い主バカなのだろうか。

さてと、それはさておき。未だ屈辱から立ち直れない本日の獲物が息を吹き返さないうちに、とっとと家路へ向かわなければ。早くしないと、さっきから恨めしそうに見つめられている私の命が危ない。