漆黒堂

人生を無彩色で彩りたい。

男子のたしなみ

f:id:shikkokudo:20170402190641j:plain

そういえば最近、カンフー映画がさっぱりTVで放映されなくなってしまった。かつて、少年たちを熱狂させ、画面に釘付けとなった次の日の休み時間、学校の教室や廊下の至る所で我流拳法の奥義が披露されるほどの人気ぶりであったというのに。あの古き良き時代は何処へ消え去ったというのか・・・。

イカンイカン、そんな風に懐古主義のオッサンみたいでは何も始まらない。今もなお酔えば酔うほどに強くなる、あの酔拳の使い手として名を轟かせている私であるからにして、あの頃の栄華を取り戻すために一肌脱がなくてはならないだろう。

それでは復権活動の手始めとして、私が勝手に選んだ世界三大カンフー映画について、酔った勢いのまま一方的に熱く語ってしまおうではないかっ! アチョー!!

 

f:id:shikkokudo:20170402190656j:plain

まずは我が青春のバイブル、「少林寺」である。ちなみに主演のリー・リン・チェイとは、現在ハリウッド俳優として活躍しているジェット・リーの事。上映当時は小学校低学年の私であったが、その奥義を盗み取ろうと何度映画館に単身で乗りこんだことか。その体術の凄まじさに魅了され、真剣に少林寺での修行を夢見ていた時期もあったほどなのだ。にもかかわらず、話の内容が今でもあやふやなのは内緒の話。アチョー!

 

f:id:shikkokudo:20170402190710j:plain

その続編的な立場を担うのは、やはりリー・リン・チェイ主演の「阿羅漢」であろう。実は「少林寺2」なる作品も存在するのだが、そちらは少林寺とはほとんど無関係な家同士の喧嘩話。よって、必然的にこちらを続編とする意見が多い中で、今ひとつ評価は低いような気もする。だが、やはり華麗なアクションは相変わらずであり、この頃は既に修行への熱意もすっかり冷めてしまった私であったが、再び熱き血潮を滾らせるには十分な良作であったと思う。そして、数々の名シーンが存在する本作品の中で、ひと際記憶に残っているのが、「これが南の剛拳かっ!」のワンシーン。詳細を知りたい方は、是非本編をご覧願いたい。アチョーー!!

 

f:id:shikkokudo:20170402190723j:plain

最後は、カンフー映画史上最高傑作の呼び声も高い「少林寺三十六房」である。まぁ、最初は弱っちい主人公が修行を重ねて達人となり、最後は仇のラスボスを倒してハッピーエンド的な月並みのストーリーなのだが、本作品はその修行の画き方が秀逸である。三十五房ある修行部屋を一つずつクリアしていきながらズンズン強くなる主人公は、あたかもロールプレイングゲームの勇者さながらの成長スピードを見せつけ、最終的には少林寺の僧侶の中で最強クラスにまで登りつめてしまう。その過程を楽しむのがこの映画のメインであり、仇討ちに向かう頃は既に主人公のレベルがMAX状態であるため、ほぼ雑魚キャラと化したラスボスをボコボコにしてしまうという珍しい結末。だが、それが良い。

ちなみに、じゃあ何故に三十六房なのかは、本編を見てからのお楽しみという事で。

アチョーーー!!!

以上、私が選ぶ世界三大カンフー映画を紹介したが、この中でどれが一番おすすめなのかと問われれば、私は「少林寺」と答えるだろう。かなり有名な作品なのでご覧になった方も多いと思うが、この機会にもう一度レンタルショップで「男子のたしなみ教典」を入手し、来たるべきラスボス戦の為に修行を再開して頂ければ幸いである。

余談だが、「少林寺三十六房」挿入歌「ショウリン・ファイター」は、一度は聞いてみる価値のある名曲だということを付け加えておこう。一生耳に残っても責任は持たないが。