漆黒堂

人生を無彩色で彩りたい。

輪廻転生

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「もし、生まれ変われるとしたら、何になりたい?」

そんな質問を受けたならば、

「私は鳥になって、大空を自由に翔けめぐりたい!」

ぐらいに言っておけば間違いない。

そこで迷いに迷った挙句、

「えー、なんだろー、急に言われても思いつかないよぉ~」

などと答えているようでは、まだまだケツが青いと言わざるを得ないだろう。人生には更なるアドリブを要する時もあるというのに、これしきのことで窮している様では先が思いやられる。折角のボケるチャンス、是非取りこぼしの無い様、宜しくお願いする次第だ。

 

しかし、絶対に生まれ変わらなきゃいけないとしたら?

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もったいぶっていたのか思いつかなかったのかは知らないが、一回目の質問で適当にボケておかないと、この様に面倒な事態を招いてしまう。地球上に生命が誕生してから38億年以上経っているらしいが、その間に生命の生まれ変わりを科学的に証明した事例は無い。そんなある意味オカルトな事を執拗に、そして、あたかも責め立てられるかの如く質問攻めにあってしまうのは、ひとえにボケられなかったのが原因だと思い知って欲しい瞬間だ。ここで、どーせ大したツッコミも出来ないクセに・・・と、ふてくされるのは御法度だ。くどい様だが、ボケるべき所でボケられなかった方が悪い。しかも、しかもだ、ここまでくると既にボケることは許されず、こんな不毛とも思える質問に対して真剣かつ真面目な回答をしなければ、もはやその場の空気は収まりがつかないのである。

 

何故、再び人間に生まれ変わりたいと即答できないのか?

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少なくとも、私がそうなのである。深く考えれば考えるほど、再び人間に生まれ変わりたいと思う気持ちに迷いが生じてしまう。かと言って、じゃあミジンコでもいいのかと問われれば、速攻でお断り申し上げるのだが。そんな中、ふと目線を横にやると、スーピースーピーと鼻を鳴らしながら爆睡している愛犬が見える。あぁ、こんな生き方も悪くないなぁ、と思わなくもない。それとも、私が思っているほど楽な一生では無いのだろうか?どっちにしても、こっちがこんなに悩んでいるのに、いい気なものだ。

 

最後の手段

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もはや悩んでいる時間は無い。早いとこ何かに生まれ変わる事が出来なければ、私の魂は永遠に黄泉の世界を彷徨い続けるハメになるだろう。こうなったら、迷わず相手に気持ちを伝えなければなるまい。

「生まれ変わっても、また君の傍に居られるならばミジンコだって構わない。」

既に最高潮に達したハードルをクリアできるとしたら、このセリフ以外に存在しない。

「はぁ~?バカじゃん??ありえないから!」

若干キレ気味にツッコんできたつもりでも、口元のゆるみは隠しきれない。

・・・勝った。素直にそう思った。

これで、ようやく解放される。酔っぱらって管を巻いている妻から・・・。

でも、やっぱりミジンコはご勘弁願いたいなぁ。

まぁいいや、とりあえずブログでも書くとしよう。