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漆黒堂

人生を無彩色で彩りたい。

タクティクスオウガ 運命の輪

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今でこそプレイすることは無くなってしまったが、昔は結構な時間をゲームに費やしていたような気がする。いや、正確には、とある一つのソフトに対してのみにハマっていた、と言った方が良いかもしれない。勿論、当時は様々なソフトをプレイしたのだが、いわゆるクリアさえしてしまえば、後は友人に貸すなり売っぱらうなりし、二度と本体にセットされることが無いものばかりであった。その中には、当然名作と呼ばれるものも数多くあったわけだが。つまり、どんなに優れていると評判になったソフトであっても、そのタイトルを超えるほどでは無かったのだ。

そんな私を虜にしてしまったソフトとは、二十年以上前のタイトルであるにも関わらず、現在もなお名作の誉れ高いシミュレーションRPGの大傑作、クエスト社発売の「タクティクスオウガ」に他ならない。

※上記の話は、スーパーファミコン版の「タクティクスオウガ」についてであり、画像のプレイステーション版とは無関係です。ちなみに、プレイステーション版も発売日に購入してプレイしたのですが、途中でセーブが出来るようになるなど相当難易度が下がっていた為、やり込もうという気持ちが湧いてくることなく、残念ながらクリア途中で終わっています。

 

事実は小説より奇なり

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思えば、私がゲームをしなくなってから10年以上経っているのだろうか。とは言っても、子供が一緒にやろうよ!などと誘ってきた際、しょーがねーなー。。。とばかりにちょこっと付き合う程度の機会はあった。しかし、自分の時間を費やしてまでプレイしたいと思うことが全く無かったのである。ましてや、現在はブログに明け暮れる毎日。そんな私であるからにして、もう二度とゲームにハマる事などないだろう・・・そう思っていた。

ところが、ゴールデンウィーク初日の事である。最近読書に興味を持ち出した息子が、本棚の中から懐かしいものを引っ張り出してきたのだ。それは、円卓の騎士の活躍を描いたアーサー王文学の集大成とも言うべき名著「アーサー王の死」であった。

あぁ、こんな本を持っていたんだなぁ、と何気なくページをめくっていると、ある名前が私の目に飛び込んで来た。その人物こそ、この物語の実質的主人公である円卓の騎士ランスロット。忘れもしない、かつての私をさんざん振り回した男と同じ名前である。

そう、私の費やした膨大な時間とは、作中にて聖騎士ランスロットと呼ばれし男を生存させるため、ただそれだけの理由に対して向けられたものであったのだ。

 

20年の時を越えて

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何度スーパーファミコンを投げ飛ばそうとしたことか、もはや全てやり尽くしたはずだった。海辺の小さな町で廃人として暮らす事が、彼の定められた運命だったのだ。そして、それはプレイステーション版も同じだと聞いていた。ゆえに、クリアする意味を見いだせず、途中で投げ出したのかも知れない。まぁ、今となってはその時の気持ちなど忘れてしまったのだが。

ところが、ところがだ。

何と、2010年にリメイクされたPSP版の「タクティクスオウガ 運命の輪」には、その運命を捻じ曲げる手段が存在しているという・・・。マジかよ。 

あの無駄に時間を浪費していた毎日を思えば、抵抗が無い訳では無い。

しかし、知ってしまった以上、もはや後戻りはできない。

ふと気が付けば、中古の本体とソフトが目の前に置かれている。

私の運命は、この瞬間変わってしまったのだ。少しずつ、そして確実に・・・。